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誠実な対応で積み上げた信頼
オープンプロダクト事業部 部長 企画営業
Nさん 2009年 中途入社
オープンプロダクト事業部 営業部門のリーダーとしてさらに、事業部全体の責任者として営業、エンジニア14人+現地契約のメンバー4人のメンバーをまとめるリーダー。「太陽光発電監視計測システム」の販売をはじめ、部署で開発する自社プロダクトの責任者を務めている。
―今の仕事のやりがい・苦労したこと、楽しいと感じるところについて教えてください。
自社のソリューションをお客様に使っていただけること、さらに、喜んでいただけていることを実感した瞬間にやりがいを感じます。「太陽光発電監視計測システム(以下、SPV)」を開発して、お客様に使っていただく中で厳しいお言葉をいただくこともありますが、誠意をもって対応をする事で、「ありがとう」と言っていただけることもあります。そんな時には達成感を感じますし、やってよかったなと思える瞬間ですね。
実は、SPVのような太陽光パネルの監視システムは、太陽光発電が急増した時期に一気に取り扱う企業が増えて、短期間に撤退する急速なビジネスの変化がありました。その中でも多くのお客様に選んでいただき、今もこの業界で信頼を置いていただけていることは本当に嬉しいです。大変なことももちろんありますが、チームで取り組んだ結果なのでその点でも嬉しいです。
―逆に苦労したことはありますか?
たくさんありますが、上手くいかないときは、上手くいかないですね。機械が相手の仕事でもありますが、太陽光発電は屋外にあることから、自然を相手にもしています。地方の山奥に発電所がある場合もあり、暴風雨、豪雪や雷など思いもよらないハードルが立ちはだかります。
ただ、現場に行くのは好きです。現場では安全のためにヘルメットを被っているので、システム屋さんながら工事作業の人みたいになれるのはちょっとした気分転換にもなります。また、土地柄景色がとてもいいので、自然が好きな私はそういった面でも楽しんでいます。
―海外出張も多いかと思いますが、この分野ではやはり海外の方が技術は進んでいますか?
SPVの仕事に携わるようになって私自身はドイツとオランダに、チームのメンバーはフィンランドにも行っています。いずれも環境先進国ということで、仕組みや文化の面で日本に比べるととても進んでいると感じています。その点では日本は2周くらい後ろにいる感じです。実際に発電所の工事現場に行くことも多いので、自然エネルギー、再生可能エネルギーの発電のために山を切り開くことが果たして地球にとって良い事なのかどうか、すこし考えてしまう場面も少なくはありませんが、バランスが大切だと感じています。その一方で太陽光発電や風力や水力発電といった「再生可能エネルギー」というのは世の中のトレンドでもありますので、今後日本国内でもこの分野における監視システムは広がっていくと思いますし、長くこの分野を牽引してきた企業として社会に貢献していきたいと思っています。
メンバーに求めるのは“楽しく仕事をすること”
―14人のメンバーをまとめる上で気を付けていることはありますか?
あまり「まとめる」ということを意識してないかもしれないですね。仕事の厳しさはありますがメンバーには「楽しく仕事をして欲しい」「辛くても、楽しいのが仕事」と思っています。メンバーによく話すのは、今、目の前にある仕事に一所懸命に取り組んで欲しいのはもちろんですが、それと同じくらい、自身の今後のキャリアを考えて、仕事に取り組み、学び続けてほしいということですね。仕事を進めるうえで、何か障壁になるものがあるのであれば、自分で抱え込まないようにして欲しいとも伝えています。SPVの仕事を10年見てきた私としては、いつまでもその仕事があるわけではないということを肌で感じているので、「限りある仕事」として自分の仕事、キャリアを考えてほしいと思っています。
―転職先にAxisを選んだ決め手、入社前とのギャップについて教えてください。
都会への憧れもあり、高校卒業後は東京の学校へ進学し、そのまま東京の会社に就職しました。当時はずっと同じところに居たくないというのが大きかったです。家庭を持ってからどこかで「鳥取に戻ろう」という想いが芽生えてきて、そこで出会ったのがAxisでした。当時の社長(現相談役)に面接をしていただき、とにかく熱意が凄くて。その熱さに惹かれて入社を決めました。元々システムエンジニアをしていたので、最初は現在のソリューション事業本部でエンジニアとして働いていました。半年ほどでITコンサルとして東京に異動になり、同じシステムでもフロント側を作ることが多くなっていました。その後、SPVを扱う部門に異動になり、システムエンジニアから営業へ転身。エンジニアと営業の仕事につながりがないとは思いませんでしたし、その時点で新しい経験ができて、さらに自身のキャリアになるとも思えたので、抵抗はなかったです。今となってはコーディングなど含めて若いメンバーにもすでに勝てない状況になりましたね。
後編では、現場での仕事の楽しさから感じる興味のある部署や、チームメンバーへの想いを聞いていきます。
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