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採用ブログ2021.09.09

場所は関係ない。大事なのは信頼関係を創り維持すること

システム事業部 システムエンジニア
Sさん 1999年 新卒入社
システム事業部の部長として、各企業で勤務するシステムエンジニアをまとめながら、システムに関するコンサルティングやマネジメントを中心としたプレイングマネージャーの役割も担っている。

―20年以上勤務されていますが、ずっと大阪で勤務されていますか?
最初の勤務先は大阪の企業で、システム開発からキャリアをスタートし、データベースを使った業務を多く経験してきました。その後、名古屋、大阪、東京など様々な場所で勤務し、その後大阪に戻り外資系企業のシステム保守やシステムのコンサルティングを担当していました。今は後任者にその業務は引き継いでいます。その外資系企業では、様々なシステム会社が開発したシステムが各部署で動いていて、部門間で動くようなシステムもあります。そこで、各部署の担当者へ必要な要件についてヒアリングして、調整し、システムに必要な機能を考えることや、現実的な部分の提案、必要な機器やベンダーの選定まで担っていました。世界的な規模の企業において、業務系のシステムのほとんどに関われた経験は大きな財産だと思っています。

―各社のシステムのコンサルティングも行っているということですが、そこから事業も生まれているということですよね?
そうですね。出向先企業のシステム部門の1人として、システム開発に関わり、それが現在も稼働しています。また、システム開発から始まった案件は、サービスのWEBデスク業務に範囲が広がり、企業の情報システムチームにまで発展した事例もあります。システム開発というと、単純に1つのシステムを作ることをイメージしがちですが、実は1つのシステムには、他のシステムや機器、人がつながるので、お客様の課題解決には何が必要かを見極めて、コンサルティングすることが必要だと思います。様々なお客様がいて、他社もたくさんいる環境の中で、お客様の信頼を得ることが大切だと考えています。

働く場所を選ばない価値観が浸透しはじめていますが、鳥取で首都圏の仕事に関わる醍醐味や、地元企業やその他の「地方」に還元できると感じる部分について教えてください
システム事業部メンバー全員が各企業に出向しているので、以前からリモートワーク状態だったと思います。どのような働き方であったとしても求められるのは「成果」だと、社内外含めリモートワークが急速に広がって感じていますね。また、一緒に働く仲間に関しては、そういう状況だからこそ、一人にしないことが大切です。自宅や好きな所で勤務が可能になったことで、ある意味手を抜こうと思えばできてしまいます。服を着替えない、テレビを見ながらしているなど、シチュエーションは色々あると思います。どのような状況であれ、「仕事の成果を出す」という本質を忘れてはいけないと思います。仕事の本質を忘れて失敗した場合、成果につながらなかった場合は、そのことに関してきちんと向き合って叱ることが大切だと今こそ痛感します。
我々が担当するシステムは、何かの作業ミスでシステムが停止した場合、お客様に大きな損失をもたらすことがありまます。一人ひとりがその意識、認識を持って業務にあたることはもちろんですが、その原因と今後の対策を自分で気づいて、決めることが大切だと考え指導しています。

―システム事業部のメンバーと一緒に仕事する機会は少ないと思いますが、このチームをマネジメントする上で工夫していることはありますが?
システム事業部では、上下の隔たりが無いようにしていることでしょうか。このような状況になる前はみんなでバーベキューをしたり、恵比寿神社にお参りをしたり、他社さんやパートナーさんも巻き込んで、オープンな関係性を築くようにしてきました。チームを大きくするよりも一人ひとりがしっかりとプロとして地に足を付けて活躍するシステムエンジニアを育てていきたいです。

与えられる人から与える人へ。感謝の気持ちを忘れない事

―これからITを支える若手エンジニアに伝えたいことはどんなことですか?
会社や、周りの人たちから「何かをしてもらうこと」を期待することが多いですが、それは勘違いだと思っています。「give & take」とよく言いますが、先方がgiveする(与えてくれる)から、こちらもtake(提供する)があるのではなく、こちらがgiveする(与える)からtake(提供してくれる)して頂けているのです。「してもらう」が当たり前ではないと考えているので、私たちの部署はそれを「良し」としていません。そのため、内部、外部の会議の時などは必ず、発言することを伝えています。また、お客様にいただいているお金の大切さを伝えています。
技術よりも、仕事をする上でのマインドを伝えることに重きを置くようにしていますね。そういったことは、日々の生活でアンテナを張っていると気が付くものですが、今は情報が溢れていて文字だけが素通りして、実感を得られないのではないかと感じています。お客様がシステムに投資してくださっていることへの感謝、私たちが提供すべき価値は品質であり、お客様の業務の流れをよくすることに貢献することが必要ということを伝えています。

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