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【実施報告】過疎地域と小売店を スマート物流で繋ぐ 八頭町で実施の実証実験に「Bird」が参画
- 2023/03/29
- ニュース
【実施報告】ドローン活用の買物代行・災害輸送・フード配送に協力 過疎地域と小売店を
スマート物流で繋ぐ 八頭町で実施の実証実験に「Bird」が参画
ラストワンマイルの先を見据えた配送の可能性に挑戦
2023.3.20 実施
今回、弊社が提供する超地域密着型生活プラットフォーム「Bird」は、中山間地域における物流の継続という課題の解決を目的に、ドローン、IT、配送を融合したスキームで実施された実証実験に、ITと陸上配送の部分で参画しました。
本実証実験は、八頭町(町長:吉田英人)と株式会社シーセブンハヤブサ(鳥取県八頭郡八頭町 代表取締役社長 CEO:古田琢也)及び株式会社鳥取銀行(本店:鳥取県鳥取市 取締役頭取:入江到)が推進する「八頭未来の田舎(まち)プロジェクト」(2021年10月25日連携協定締結)(以下、未来の田舎PJ)がテクノロジー×コミュニティによる地域課題解決に向けた実証実験第2弾として、セイノーHDグループで宅配サービスを通じて買い物弱者の解決を目指すココネット株式会社(東京都中央区)、物流特化型ドローンの社会実装に取り組む株式会社NEXT DELIVERY(山梨県小菅村)と共同で実施されたものです。
実証実験の輸送手段に、セイノーHDとNEXT DELIVERYが開発・推進する陸上輸送とドローン配送を連結する新スマート物流 SkyHub ®のシステムを導入し、超地域密着型の生活プラットフォーム「Bird」と連携。地元スーパーや飲食店との連携、地域に根差した物流・デリバリーとしての「Bird」の機能を活かし実施されました。
実施エリアの店舗とシステム連携する地元企業と、陸送及びSkyHub ®のネット注文アプリの部分での連携・共同配送は初めての試みであり、実証実験後に、より実現可能な物流網のスキーム化を目指して行われています。
今回は、①局地災害を想定した支援物資輸送②フードデリバリーとの共同配送③買い物代行④道の駅との拠点間相互輸送の4回の実証実験が行われ、③では商品を注文すると配送員が店舗で品物を受け取り、物流拠点・ドローン離陸場所の隼Lab.に陸送。物流・システム面全体での運用オペレーションの検証を行い、実装に向けた課題の検証や今後にむけた課題の整理等を実施しています。
写真左から
・「トリメシ」で注文されたカフェのメニューを専用の箱に入れ、ドローンに積込むバーディ(配送員)
・配送拠点「隼lab.」から「ローストビーフサンド」「フルーツポンチソーダ」の配送に飛び立つドローン
・「トリスト」で注文したサンマートの商品をバーディが陸送し、ドローンに積み替え「共生の里 しこべの家」に到着
■実証実験を終えて
八頭町担当:梶川様
今回の実証事業を通じて、八頭町での暮らしがより良いものとなるように、新しい技術を導入し、あらゆる可能性を検討していきたいと考えています。
株式会社サンマート 常務取締役:岩﨑様
実用化に向けてまだまだ課題ありますが、ひとまず大きな前進だったと認識しています。益々ご来店が難しくなるお客様に対し、「いつもの、あの商品」をダイレクトに届けてもらえるサービスは、弊社とお客様との架け橋になると期待しています。今後は配送出荷に適した商品開発や生鮮食品のロングライフ化を図り、地域のお客様に美味しい商品を安定供給できるように邁進します。
ソーシャルプラットフォーム事業部 部長:梶岡
今後、中山間地域の買い物環境や配送が厳しさを増していく中で、民間事業者と行政が協力しながら進めていくことが不可欠だと考えています。地域住民の生活の維持において、公民館で注文をしたり、商品を受け取ることでコミュニティの再形成にもつながります。今回は、ドローンや陸送での配送だけでなく、当社サービスの「Bird」を活用したオンライン注文を含めたことにより、前回よりも一歩進んだ検証になったと考えています。
今後もデジタルとリアルを融合した仕組みで、地域のインフラの維持及び生活の豊かさ向上に貢献していきます。
※セイノーホールディングス株式会社HPにリンクします